日本で唯一「近代五種部」の今後の意気込み
新型コロナウィルスの影響は、高校の部活も例外ではありませんでした。フェンシング部と、日本で唯一の「近代五種部」を擁する星槎国際高校川口の1年間も、インターハイ代替大会の開催など、特別なことがたくさんあった1年間でした。今後の意気込みをぜひご覧ください。
これまでの実績
星槎国際川口には、近代五種部1名及びフェンシング部9名の総勢10名の選手が在学している。数々の大会で、優秀な成績を収めた小久保真旺をはじめ、5名の3年生については、全員卒業後の進路が決定し進学に向けた準備を個々に始めている。これまで、3年生が創り上げてきた近代五種部、フェンシング部は、後輩たちへとバトンタッチしていく流れとなる。これからの部活動を担っていく生徒は次の5名となる。濱屋玲奈(近代五種)、上山一鉄(フェンシング)、東天姫(フェンシング)、佐藤結弥(フェンシング)、須田真衣(フェンシング)彼女らの今年度の活躍は、県総体、新人戦と例年より試合の数は少なかったが、各々新しい目標や課題を見つけることができた。
また、インターハイ代替試合や各協会主催の全日本選手権大会などが行われたことによって、今まで以上に競技ができる喜びや楽しさ、また普段支えていただいている方々への感謝の気持ちを試合を通して学ぶことができた。そんなアスリート生たちの、それぞれの今後の意気込みについてインタビューを行うとともに、近代五種部及びフェンシング部を支えてきた江村宏二監督からも話していただいた。
江村宏二 監督 より
星槎国際川口のアス リートコースからは、全 ての生徒が希望する大学 へ進学し、大学でも活躍 をしてくれています。 現在、フェンシング競技では、エペとサーブル、 近代五種の選手が在籍し ています。
本年度は、コロ ナ禍の影響で練習の成果 を発揮する場所がなく悔 しい思いをしてきました。 来年度は、この恵まれた 環境や応援をしてくれて いる方々への感謝の気持 ちを忘れることなく、「唯 一無二」の精神で取り組 んでほしい。
また、スポーツの成績 だけでなく、人への思い やりや感謝の気持ちを大 切に、「人のために動き、 考える力」がこれからの 時代の動力源となること。 そして、「困難は一人で抱 えるものではなく、仲間 と分け合い立ち向かうこ と」を忘れないでほしい。
今年度はスタートからたくさんの課題がありました。緊急事態宣言での休校、それに伴い、部活動の中止。そんな状況でもスタッフの皆様の支えのおかげで、生徒たちは目標を見失うことなくひたすら練習に励むことができました。
また、インターハイ代替試合の開催により、私自身貴重な体験をさせていただきました。来年度は、いつも支えてくださっている星槎グループの皆様に感謝の気持ちを忘れずに、生徒たちと一緒に前へ進んでいきたいと思います。今後とも、皆様の温かいご声援をお願いいたします。