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柔道を通して生まれた自信と「絆会」

偏差値も大事だけど、「変化値」はもっと大事。星槎国際高校の「先生らしくない高校の先生」が語る、スポーツにまつわるコラムをお届けします。

3面 教師列伝

星槎スポーツ新聞 Vol.25
仲間との絆を強く感じた柔道生活
星槎国際富山 副キャンパス長 宮田 良

柔道を始めたきっかけ

父親がスポーツ少年団で柔道のコーチをしていて、兄もやっていたので 小学生から柔道を始め た。福野スポーツ少年団 から中学、高校とも柔道 を続け、大学は柔道の強 豪校である天理大学の柔 道部に入部した。 練習は毎日本当に苦し かった。練習後はほぼ毎 日泣いていた。

特に、試 合の1か月前なんかは、 「なんでこんな苦しい思 いをしなきゃいけない。 なんでだ。おまえ( ライ バル)か。おまえのせい か? おまえのせいだ!」 と思いながら日々練習に 明け暮れた毎日を過ごし ていた。

試合では、対戦相手を目の前にした時、「なんとしても倒す」という気持ちしかなかった。もっとも印象に残っているのは高校時代の全国大会がかかった試合で負けたことだ。試合終了後、試合場の真ん中であおむけになり呆然としていた自分の目にとびこんできた、天井と照明の景色だけは今でも鮮明に覚えている。

本当の仲間と作る「絆会」

後日、私が負けた相手から「インターハイ優勝したぞ。」と連絡を受けたときは、無性に涙が出たことを昨日のことのように覚えている。また、大学時代は4回生最後の年にチームが全国大会の準決勝で負けてしまい、団体全国優勝を経験することなく終えてしまった。

引退 し、全員が寮を出る前日 に仲間と夜通し過ごした ことは思い出に残ってい る。卒業して10 年経つが、 毎年同期で集まり、昔話 に花を咲かせている。こ の集まりを「絆会」と呼 んでいる。柔道をしていて良かったと思うことは、本当の仲間ができたこと。大学4年間は寮生活をしていたので、同じ釜のめしを食べ、同じく苦労をし、時にぶつかり合った同級生には、どんなことがあっても助けたいと思う。

「これ以上のつらさはない、だからこそ自信を」

4年間の練習と努力。これほど肉体的にも精神的にもつらいものはなかった。恩師からも「人生でこの4年間の苦しさを超えるものはおそらくないだろう。それに耐えたんだから、自信をもって生きなさい。」と言われた。スポーツを続けるうえでは、正しく充分になされた努力は裏切らない。全員が迷いなく練習と努力をすればおのずと結果はついてくる。目標に向って頑張ってほしい。

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星槎の中学校・高校・大学では「する・みる・ささえる」をテーマに、スポーツを一つの手段として、補い合い認め合う共生社会の実現を目指しています。保護者、生徒のみなさんはじめ、全ての星槎ファンの皆さまへお届けするスポーツコラムです。http://www.seisa.ed.jp/