あきらかに一味違う、星槎のeスポーツ
今回はいつもとは趣向を変えて、スポーツはスポーツでも、eスポーツにまつわるお話をお届けします。星槎国際高校や星槎もみじ中学校などオンラインで繋いで行われた一斉授業・イベント「第2回 星槎オリンピック イノベーティブ部門」の紹介です。
星槎オリンピックって何?
スポーツ、小説、文芸、スピーチ、音楽、ダンス、料理、伝統競技、駅伝、通信競技など、10種類以上の部門の中、全国の生徒が集い、競い合い、学び合う、星槎の6000名以上の中高生が集う一斉授業「星槎オリンピック」。”誰もが参加できること”を目指して、毎年部門が増え続けています。
それぞれの部門の審査員は、その道のプロが勢ぞろい! プロのスカウトの場のような、「ホンモノ体験」授業として、普段やることがないものに取り組み、今まで気づかなかった新しい自分の才能を発見する星槎の目玉授業として、19年間にわたり開催されてきました。
イノベーティブ部門について
そのうちイノベーティブ部門は、中学生から高校生まで、全国の星槎の仲間がeスポーツでオンライン対戦。得意なこと、好きなことを通して成功体験を積み重ね、仲間を作り、自信につなげる。SEISAならではの学びの一つとして、昨年よりスタートし、今年は、2021(令和3)年1月15日(金)に開催されました。
旭川から大阪まで、そしてジャカルタの生徒が参加
今年も旭川から大阪まで、日本全国はもとより、インドネシア ジャカルタなど、海外在住の生徒まで、12校舎、213名、そして169名の観戦参加がありました。同じ種目に、学年も場所もバラバラな生徒たちがオンラインを通じて繋がり、競い合った熱い一日でした。
eスポーツで見えた、一人ひとりの変化・成長
どの競技もレベルの高い戦いが繰り広げられ、勝敗だけでなく、ネットや機器のトラブルなどに対しても、対戦相手を思いやる振る舞い方が見られ、それを応援する人、不慣れな人を配慮する光景など、eスポーツという舞台を通して、生徒一人ひとりのさまざまな成長のドラマが見られたこと、皆で作り上げる温かい空間が感じられたことは、非常に感動的でありました。
「する・みる・ささえる」
星槎オリンピックのコンセプトには、「本物を知る」に加えて、「する・みる・ささえる」があります。競技に参加することでの学び、そして競技を観て仲間を応援することでの学び、そして競技・大会を縁の下でささえる生徒スタッフとしての学び。「する・みる・ささえる」は、社会の構造そのものです。
とくに今回も、オンライン配信を支えたのは主催会場である北海道から1000km離れた、SAABなどでもおなじみ、星槎国際高校八王子の生徒スタッフチームでした。
「教える」よりも、「きっかけ作り」
学校に登校するきっかけ、仲間づくりのきっかけ、そして生き方を考えるきっかけ。成長するための手段の一つにゲームがあり、eスポーツがあると星槎は考えます。偏差値よりも、変化値。変わらない生徒はいない。一人ひとりが輝ける場面づくりをこれからも大切にしていきます。