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「必ず乗り越えられることを知っている」から乗り越えられる。

偏差値も大事だけど、「変化値」はもっと大事。星槎国際高校の「先生らしくない高校の先生」が語る、スポーツにまつわるコラムをお届けします。

星槎教師列伝 Vol.15
困難に直面しても必ず乗り越えられることを学んだ
伊藤 夏海 センター長(星槎国際札幌北)

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何気ないきっかけから、優勝へ

 5歳のときに近所にスポーツクラブができて、小学校入学と同時に始めた。中学時代は日本中学校体育連盟 全国中学校体育大会札幌支部大会に出場し、50Mバタフライで優勝。 優勝した時、2位の人とのタイム差が0 .06秒だった。この大会は絶対に優勝したかったので、タイムを競う競技にとって「0 .06秒」の差がどれほど大きいか感じた瞬間だった。金メダルをもらった時はとても嬉しかった。

自分と戦うことを知った

 水泳をしていて辛かった思い出は、練習が苦しくて涙を流しながら泳いでいると、ゴーグルの中が水で一杯になる。目が痛くなってくるし、前は見えなくなり目標本数に到達するまでは止めることができず大変だったことだ。しかし、その経験から多少のことでは挫けない心が鍛えられた。嫌なことや困難に直面しても「必ず乗り越えられると知っているから大丈夫」と思い頑張れる。自分と戦うことを身につけられた。

好きなことに応える場面、そしてそれを支える大人

 尊敬するコーチは5歳のときから教えてもらっていたコーチ。病気で亡くなってしまったが、水に入れない状態になるまで、私たちの練習をそばで見て教えてくれた。最後のお別れの時、選手みんなでそれぞれの種目で優勝すると約束し、大会に臨んだ。コーチの気持ちや愛情は、今振り返っても胸がいっぱいになる。

 星槎の部活動・スポーツ専攻について、「ちょっと始めてみたい人」にも「世界を目指したい人」にも応えられる高校はほかにないと思う。好きなこと、得意なことに思う存分挑戦する場所と活躍の機会をつくれるように、センターでも心がけている。

これからの日本の水泳に期待を込めて。

 これからの日本の水泳の発展について、水泳の身体(健康)への効果によって、さまざまな世代への更なる普及を期待している。私は大学生のときに、スイミングクラブのインストラクターをしていたが、幼児クラスは、1・2歳の子どもたちが顔に水をつけるところから始めた。私たちの生活に欠かせない水だからこそ、より身近なスポーツとして親しまれているのだと思う。また、マスターズの大会等では100歳の選手が競泳を楽しんでいる。水圧による血行促進や、関節への負担も少なく、左右対称に筋肉を使うことや有酸素運動であることも、多くの世代が楽しめる魅力の一つであると感じる。また、プールを使う競泳・シンクロ・水球・飛び込みなどの種目の他、まだ知られていないマイナー種目もたくさんある。それらがオリンピックの競技種目となり、日本選手の活躍の場が広がると嬉しいと話してくれた。

(星槎スポーツ新聞 Vol.15 より)

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星槎の中学校・高校・大学では「する・みる・ささえる」をテーマに、スポーツを一つの手段として、補い合い認め合う共生社会の実現を目指しています。保護者、生徒のみなさんはじめ、全ての星槎ファンの皆さまへお届けするスポーツコラムです。http://www.seisa.ed.jp/